MVNOでスマホ代を節約する

  公開日:2016-03-20

最終更新日:

あなたのスマホ代、適正ですか?

ここ数年、MVNOと格安スマホが、

じわじわと勢力を拡大しています。

 

MVNOとは、

docomoやsoftbankといった大手通信キャリアの代わりに、

携帯電話サービスを提供する会社です。

 

MVNOが注目されている理由は、

その料金の安さです。

 

私は、

2016年1月に、docomoからIIJmioというMVNOに乗り換えました。

 

その結果、

月々のスマホ代が、 

7,400円から2,400円に減りました。

 

節約できた金額は、

1ヶ月につき5,000円。

 

1年間では、

なんと毎年6万円の節約です。

 

6万円あれば、

漫画を毎年150冊買えます。

 

毎年、

ハワイ5日間の旅に行けます。

 

それほどのお金を簡単に節約できる、

MVNOへの移行について、

デメリットも含めて考えていきます。

 

なお、

私はdocomoからIIJmioのサービスに乗り換えたので、

大手キャリアの特徴はdocomo、

MVNOの特徴はIIJmioを例に説明します。

 

MVNOとは

MVNOとは、

Mobile Virtual Network Operatorの略称で、

日本語では「仮想移動体通信事業者」と言い換えます。

 

なんだか難しそうで敬遠したくなりますが、

怖い物ではありません。

 

ざっくり言えば、

「移動体」とは携帯電話のこと、

「移動体通信事業者(MNO、Mobile Network Operator)」というのは、

docomoやsoftbankのように、

自社の通信網を使って携帯電話サービスを提供している会社です。

 

それに「仮想(Virtual)」がついて、

MVNOになります。

 

仮想と呼ばれるのは、

MVNOは自前の通信網を持っていないからです。

 

docomoやsoftbankの通信網を借りて、

あたかも自社の通信網であるかのように、

携帯電話サービスを売っているわけです。

 

(参考)

仮想移動体通信事業者 – Wikipedia

 

docomoのスマホ料金

まずは、

MVNOの最大の魅力である料金について、

大手キャリアと比較をします。

 

以下の表が、

私がdocomoのスマホを使っていたときの、

月々の料金の内訳です。

 

Xiパケ・ホーダイフラット定額料 5,700円
spメール 300円
留守番電話 300円
キャッチホン 200円
メロディコール 100円
ケータイ補償お届け 380円
ドコモWi-Fi 300円
請求書発行手数料 100円
よくわからない割引 -500円
消費税 550円
合計 7,430円/月

 

これに加えて、

別途、通話料金がかかります。

 

見てすぐにわかるのが、

docomoの複雑な料金体系です。

 

自分に必要かもよくわからない付加機能でお金を取られ、

よくわからない割引で得した気にさせられます。

 

シンプルに生きるという当サイトの理念に照らしても、

この料金体系はあまり好きになれません。

 

IIJmioのスマホ料金

一方、

MVNOであるIIJmioに乗り換えてからは、

以下のような月額料金を支払っています。

 

月額基本料(ライトスタートプラン) 1520円
音声通話機能付帯料 700円
消費税 180円
合計 2,400円

 

見ての通りの、

シンプルな料金体系で素敵です。

 

この料金のシンプルさだけでも、

IIJmioに乗り換えてよかったと思えます。

 

上の表に加えて、

通話料金がかかります。

 

通話料金の比較

通話料金でも、

MVNOの方が有利です。

 

大手キャリアの通話料金は、

プランの間で異なりますが、

10〜20円/30秒が基本のようです。

 

一方、

IIJmioでも、

通常の通話料金は20円/30秒です。

 

ただし、電話番号の頭にプレフィックス番号をつけて発信すれば、

半額の10円/30秒になります。

 

プレフィックス番号は、

専用のアプリから発信すれば、

自動でつきます。

 

そのため、

アプリから通話する場合は、

常に10秒/30円で通話ができます。

 

ただし、

大手キャリアにあるような無料通話分は無く、

定額で通話し放題になるプランも無いようです。

 

実際に、MVNOに乗り換えたら

料金以外で、

IIJmioに乗り換えて変わったことがいくつかあります。

 

それらを一つずつ考察します。

 

通信速度

通信速度の低下は、

気になりませんでした。

 

ここがMVNOへの移行で、

最も懸念していた点です。

 

NTTの強力な通信インフラを優先して使えるdocomoと、

その回線に間借りしてサービスを提供するIIJmioでは、

速度差が出ても当然です。

 

しかし、

実際に使い始めてしばらく経ちますが、

特にdocomoと比べて遅くなった感じはしないです。

 

どちらも、

速いときは速いし、

遅いときは遅いといった感じ。

 

もちろん、

動画試聴やテザリングなどをする場合は、

差が顕著に出る可能性もあります。

 

なお、

各MVNOや大手キャリアで通信速度を比較するような記事は、

インターネット上に多くあります。

 

状況によっては、

MVNOの方がキャリアのスマホよりも通信速度が速いこともあるようです。

 

(参考)

日経トレンディネット:格安SIMの速度比較テスト【春】 ドコモより通信速度が速い格安SIMがあった

 

通信量の上限

通信量上限は、

docomoからIIJmioへのプラン変更で少なくなりました。

 

ただし、

まだ通信量の上限を超えたことはありません。

 

パケ・ホーダイといえども、

高速通信に月々の通信量上限があるのは、

よく知られた話かと思います。

 

MVNOでもそれは同様で、

IIJmioでいうバンドルクーポンというのが通信量上限に当たります。

 

docomoのときは7GBだったのに対して、

IIJmioのライトスタートプランは5GBが上限です。

 

これについては、

元々、月々の通信量は5GB以下がほとんどだったので、

今のところ超えたことがありません。

 

むしろ、docomoの頃は

使いもしない余分な通信量に、

無駄にお金を支払っていたことになります。

 

キャリアメールが使えなくなる

docomoのspメールなど、

@マーク以降にキャリアの名前がついたメールアドレスは、

MVNOでは使えなくなります。

 

私の場合は、

あまり問題にはなりませんでした。

 

個人的な連絡の多くをLINEやメッセンジャーでとり、

GmailなどのWebメールもここまで発展した現代において、

キャリアメールが必要になるケースは少ないと思います。

 

私も常々、

スマホからしか使えないキャリアメールに不便さを感じていたので、

MVNOへの移行を期に、

完全にGmailに一本化することにしました。

 

キャリアメールを使っている人も、

MVNOへの移行を機に、

Webメールをメインで使い始めれば問題解決です。

 

使える端末の違い

キャリアのスマホとMVNOで使えるスマホでは、

端末のラインナップに違いがあります。

 

しかし、

MVNOで使えるスマホにも選択肢が多く、

選ぶ上で不満はありませんでした。

 

MVNOのSIMカードを使う場合は、

SIMロックのかかっていないSIMフリーのスマホを購入するのが一般的です。

 

SIMロックとは、

キャリアの指定するSIMカードしか認識しない状態のことです。

 

例えばauのスマホは、

auのSIMカードしか認識せず、

IIJmioのSIMカードを挿しても正常に動作しないことがあるということです。

 

ただし、

SIMロックがかかった状態でも、

SIMカードと端末の相性によっては新しくSIMフリー端末に買い換えなくても、

今の端末がそのまま使える場合があります。

 

例えば、IIJmioはdocomoの回線を使っているので、

docomoのSIMロック端末であればそのまま使えるケースが多いようです。

 

どの端末で動作確認が済んでいるかは、

各MVNOのWebサイトで公開されています。

 

(参考)

動作確認端末|IIJmio

 

なお、

ひと昔前までは、

SIMフリーのスマホを買うとなると、

ほとんど選択肢が無い状況でした。

 

しかし、

今ではAppleのiPhoneや、

Xperiaやarrowsなど国産ブランドからも、

SIMフリーのスマホが販売されています。

 

また、

docomoなどのキャリアで購入したスマホでも、

購入の半年後以降であれば、

SIMロック解除の手続きができるようになりました。

 

(参考)

SIMロック解除の手続き|NTTドコモ

 

MVNOのSIMカードを挿して使えるスマホの選択肢は、

格段に広がっています。

 

私は、

docomoと契約していたとき、

SHARP AQUOS PHONE ZETA SH-02E

という2012年秋冬モデルを使っていました。

 

docomoの端末なので、

IIJmioのSIMカードを挿しても使うことは可能でした。

 

ただし、

相性の問題でテザリングが使えなくなることと、

すでに古い機種であったために、

SIMフリーのスマホであるarrows M02をAmazonで新しく購入しました。

 

動作も安定し、

問題無く使えています。

 

SIMフリーのスマホは、

家電量販店や、通販サイトなどで購入できます。

 

MVNOへの移行は正解でした

以上のように、

私の場合でいえば、

MVNOへの移行において大きな問題はありませんでした。

 

スマホの使用感を変えることなく、

純粋に月々のスマホ代を抑えることができたので、

MVNOへの移行は大正解だったといえます。

 

MVNOへの主な移行手順

実際に大手キャリアからMVNOに移行する手順について、

軽く説明します。

 

docomoからIIJmioへの乗り換え手続きは、

すべてオンラインや郵送で簡単に済ますことができました。

 

大手キャリア間での移行のときは、

docomoショップやauショップなどの代理店で、

端末の購入、契約をすべてワンストップで対応してくれます。

 

しかし、

MVNOの場合は勝手が少し違いますので、

この項で説明します。

 

なお、

細かい移行手順は、

各MVNOのWebページに掲載されています。

 

手順1:契約するMVNOを選ぶ

どのMVNOと契約するかを決めます。

 

私は、

知人の何人かがすでに使っていて、

特に不満もないということで、

IIJmioを選びました。

 

契約するMVNOを選ぶときは、

料金プランだけではなく、

通信速度やサポートの質などの実態を調べて決めるとミスを減らせます。

 

手順2:SIMフリースマホを用意する

MVNOとの契約で使うスマホを入手します。

 

私はAmazonで、

arrows m02というSIMフリースマホを購入しました。

 

前述のように、

MVNOのSIMカードは、

SIMフリーのスマホで使うのが一般的です。

 

まずは、

今使っているスマホのSIMロック解除ができないか、

キャリアのWebページで調べてみましょう。

 

新しくSIMフリースマホを購入する場合は、

家電量販店や通販サイトなどで探します。

 

手順3:MNP予約番号を取得する

いま契約しているdocomoなどのキャリアから、

MNP予約番号を入手します。

 

MNP(Mobile Number Portability)とは、

携帯電話番号の移行のための制度です。

 

携帯電話の契約キャリアを変えるとき、

通常は電話番号が違うものに変わってしまいますが、

MNP制度を利用することで同じ電話番号を引き継ぐことが出来ます。

 

MNP予約番号は、

契約しているキャリアに電話するか、

docomoショップなどの代理店で頼めば取得できます。

 

docomoの場合は、

マイページから簡単に取得できました。

 

なお、

電話番号が変わってもかまわない場合、

MNP予約番号は必要ありませんが、

別途、解約手続きが必要になります。

 

手順4:MVNOのSIMカードを購入する

MVNO業者と契約し、

SIMカードを入手します。

 

手続き方法は各社で違います。

 

IIJmioの場合は、

クレジットカード番号などの会員情報を登録し、

本人確認書類の写真を指定の場所にアップロードするだけで、

SIMカードが郵送で届きます。

 

必要な物さえ揃えられれば、

実に簡単です。

 

なお、

郵送やオンラインでの契約が不安な場合は、

店頭でSIMカード契約ができるMVNOもあります。

 

例えば、

IIJmioはビックカメラにSIMカードの販売を委託していますし、

イオンモバイルのSIMカードは一部イオンの店頭でも契約できます。

 

詳しくは、

各社のWebページを確認してください。

 

MVNO移行のメリット

ここまでの内容を踏まえて、

大手キャリアからMVNOへの移行のメリットとデメリットをまとめます。

 

ますは、

メリットから。

 

・料金が安い

・料金体系がシンプル

・2年縛りがない

料金が安い

前述の通りです。

 

私は、

docomoからIIJmioへの乗り換えで、

一月あたり5,000円、スマホ代が安くなりました。

 

料金体系がシンプル

こちらも前述した通りです。

 

無駄な割引や追加料金が無いため、

利用者としてもわかりやすいです。

 

また、

MVNOは複雑な料金体系を維持・管理するためのコストがかからないので、

その分、料金が安くなっているともいえます。

 

2年縛りがない

大手キャリアでは一般的な、

「2年間のうちのたった1ヶ月間しか、解約料が無料にならない」

という悪名高き2年縛りが、

MVNOには無い場合がほとんどです。

 

ただし、

MVNOによっては登録時に初期費用がかかるので、

乗り換えすぎると費用がかさみます。

 

また、

最近は大手キャリアの2年縛りも緩和されつつあります。

 

MVNO移行のデメリット

次に、

大手キャリアからMVNOへ移行するときの主なデメリットです。

 

・キャリアメールが使えなくなる

・通信速度が遅い場合がある

・データ通信量の上限が少ない

・解約料がかかる

・通話料定額のプランが少ない

・サポートが弱い

 

キャリアメールが使えなくなる

docomoのspメールなどの、

キャリアメールが使えません。

 

Gmailなどの別のメールサービスへの移行が必要となります。

 

通信速度が遅い場合がある

自社で回線をもっていないMVNOは、

大手キャリアに比べて、

通信速度が遅い場合があります。

 

ただし、

私は動画視聴などをしなければ、

通信速度の遅さを実感することは少ないと感じました。

 

インターネット上の比較記事を見ても、

MVNOの通信速度が絶望するほど遅いわけではないことがわかります。

 

データ通信量の上限が少ない

大手キャリアと比べて、

高速通信できるデータ通信量の上限が少ない場合が多いです。

 

ただし、

通信量に応じて複数のプランが用意されているので、

今使っているスマホの設定画面から毎月の通信量を確認し、

それに適したプランを選べば問題ありません。

 

それでも上限を超えてしまう場合は、

動画の視聴を控えたり、

なるべくwifi通信を使う癖をつけて、

通信量を節約します。

 

解約料がかかる

大手キャリアの回線を更新時期以外に解約すると、

解約料がかかります。

 

いわゆる、

2年縛りです。

 

私の場合は、

更新時期を逃したばかりだったので、

解約料を支払ってMVNOへの移行をしました。

 

解約料が9,500円なのに対し、

MVNOへの移行で浮くお金が月々5,000円だったので、

解約料を支払っても2ヶ月で元が取れる計算です。

 

そのため、

解約料を支払ってでも、

一刻も早くやめるのが得だと判断しました。

 

通話料定額のプランが少ない

大手キャリア3社では、

月々2,700円ほど支払うと通話料が定額になるプランを提供しています。

 

一方のMVNOには、

通話料定額のプランを提供していない会社が多いです。

 

また、

通話料定額をうたっていても、

実際には回数や時間に制限があったり、

IP電話だったりします。

 

ただし、

Y!mobileでは10分以内の通話なら月300回まで無料になるなど、

通話料を抑えられるプランを提供するMVNOもあります。

 

友人間の通話のほとんどが、

LINEやfacebookメッセンジャーで行われるようになった今、

仕事等で毎日電話をかけるというのでないならば、

通話料定額プランがないことが大きなデメリットになるとは思えません。

 

サポートが弱い

大手キャリアと比べると、

料金が安い分、

サポートも手厚くないことが多いです。

 

docomoで契約したスマホについては、

端末のことでも契約のことでも、

何でもdocomoショップで無料で相談できます。

 

アプリの使い方などの初歩的なことでも、

親身になって教えてくれます。

 

また、

端末が故障したときは、

無料か低価格で修理してくれ、

代替機を貸してくれます。

 

しかし、

SIMフリーのスマホにMVNOのSIMカードを挿して使う場合は、

ここまで手厚いサポートを受けられません。

 

スマホを使う中で起きた問題を、

ある程度は自分で解決できる人でないと、

MVNOの利用は難しいかもしれません。

 

もちろん、

各社ともに問い合わせ窓口はありますし、

イオンモバイルのように、

イオン店頭で相談を受け付けているMVNOもあります。

 

また、

月々のオプション料金を支払えば、

低価格で修理や端末交換に応じてくれるサービスもあります。

 

MVNOの利用に向いている人

以上のように、

MVNOには多くのデメリットがありますが、

そのどれもが克服できるものに思えます。

 

・キャリアメールへの執着が無い

・wifiの無い環境では、スマホで動画をあまり見ない

・毎日長電話をするわけではない

・スマホにまつわる問題を、自分で解決できる

 

以上の条件を満たしていれば、

MVNOへの移行は月々のスマホ代を節約するための、

賢い選択です。

 

大手キャリアは、

その複雑な料金体系や手厚いサポートを維持するために、

過度に高額な料金の負担を私たちに強いています。

 

ぜひ、

MVNOを含めて幅広くプランを探して、

自分に一番あったスマホの料金プランを選びましょう。

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