忘れ物をしないための鞄整理

  公開日:2016-03-12

最終更新日:

忘れ物のコスト

よく忘れ物をするという人が、

私の周りにもいます。

 

特に、

「別の鞄に財布を入れたまま、入れっぱなしにしたせいで忘れてきた」

というような、

鞄の整理方法を見直せば避けられるケースが多いように感じます。

 

話のネタとして、たまに忘れ物をするくらいはいいかもしれないですが、

できることなら避けたい事態です。

 

忘れ物をすることによるコストは、

何を忘れるかによって多岐にわたります。

 

外出後に忘れ物に気付いたら、

時間をかけて取りに帰らないといけません。

 

財布を忘れて買いたい物が買えなかったときなどは、

また別のタイミングで買うことになり、

貴重な機会を失うかもしれません。

 

鍵を忘れて外出した日に、

遅く帰ったせいで家に入れなくなれば、

宿泊費がかかります。

 

極端なケースかもしれないけれど、

忘れ物をすることで余計なコストがかかるのは事実です。

 

また、仮に忘れ物をしなくても、

忘れ物を心配するだけでコストがかかります。

 

朝、慌てて準備をして家を出て、

外を足早に歩いているとき、

鞄の中に必要な物が揃っているか不安になる。

 

その不安は、

たとえ少しだけだとしても、

われわれの意志力や自己肯定感を削っていきます。

 

これらのコストから逃れるために、

忘れ物を心配しなくてすむための工夫が必要です。

 

忘れ物とは、何か

忘れ物とは、

必要な物をそれが必要になる場所に持っていくのを忘れることです。

 

必要の無いものを忘れても忘れ物とは言いません。

 

鼻をかんだティッシュを鞄に入れていなくても、

ティッシュが必要の無い物であれば、

忘れ物にはなりません。

 

当たり前のことですが、

ここに忘れ物をする理由を考えるヒントがあります。

 

人はなぜ忘れ物をするか

私たちが忘れ物をする最も大きな理由は、

「出かけるときに、これ持っていかなきゃ」と思うタイミングと、

それを実際に持って外出するタイミングが、

ずれているからです。

 

私たちの身の回りには、

たくさんの物があります。

 

その中で、

外出時に必要な物はほんの一部です。

 

次の外出時に必要な物がどれか、

外出するときまで意識し続けることは不可能です。

 

そのため、

外出するときになって、

必要な物を必要だと意識できずに、

忘れてしまうのです。

 

忘れ物の分類

忘れ物は、何を忘れるかによって2種類に分けられます。

 

1つは、「その日に限って必要な物」を忘れること。

 

もう1つは、「毎日持って行く必要がある物」を忘れること。

 

両者を分ける必要があるのは、

それぞれ予防するための対策が異なるからです。

 

ここでは、

前者を「スポット品忘れ」、

後者を「必携品忘れ」と呼ぶことにします。

 

スポット品忘れは、

持っていくべき物が毎回違うために、

完全に防ぐことは難しいです。

 

そこで、

なるべくスポット品忘れをしにくくするための癖を考えます。

 

それに比べて、必携品忘れは、

決まった物の扱い方をうまく習慣化することによって、

比較的簡単に防ぐことができます。

 

この記事の鞄整理術で防げる忘れ物は、

主にこの必携品忘れになります。

 

スポット品忘れを防ぐ癖

スポット品忘れとは、

「その日に限って必要な物」を忘れることです。

 

その物がその日に必要であることを意識するタイミングはあれど、

その意識を外出時まで持ち続けることができずに忘れ物をします。

 

ここから、

スポット品忘れを防ぐ方法を考えます。

 

その方法とは、

ある物が次の外出時に必要であることを意識した時点で、

それを外出時に使う鞄の中に入れておくことです。

 

予め鞄の中に入れておけば、

その物の必要性を意識しなくても、

ほぼ確実に持って外出することになります。

 

ただし、

鞄を持たない場合や、

複数の鞄から、当日の服装に合わせて選ぶ場合などもあります。

 

そんなときは、

ある物が次の外出時に必要であることを意識した時点で、

外出時に必ず意識を向ける場所に置いておくことです。

 

例えば、

私はゴミ捨ての前日に、

翌日捨てたいゴミ袋を廊下の邪魔になるところに置いておきます。

 

廊下のど真ん中にパンパンのゴミ袋があれば、

外出時に嫌でもその存在を意識させられます。

 

他にも、

必ず開けるドアのノブにかけておく、

いつも履く靴の上に置いておく、

など、色々と考えられます。

 

どちらの方法においても、

最も大事な点は、

「必要な物を思いついたときに、予め、外出時に忘れないための工夫をする」

ということです。

 

自分の記憶を信じることなく、

どんなに頭では忘れても、

実際に忘れ物はしないような工夫をするのが大事です。

 

必携品忘れを防ぐための鞄整理

必携品忘れとは、

「毎日決まって持っていく物」を忘れることです。

 

どんなときも必要だとはわかっていても、

外出時に「毎日決まって持っていく物」のリストを頭に思い浮かべるのは容易ではありません。

 

家の中で鞄から出した物を、

つい戻し忘れて、

忘れ物が生じます。

 

また、必携品忘れで最も多いのが、

別の鞄に入れたまま忘れてしまうケースです。

 

複数の鞄を使い分けており、

外出時はいつもその日使う鞄に必携品を移して外出する場合です。

 

これらの必携品忘れを防ぐための鞄整理方法を、

以下の項目では考えます。

 

レベル別、鞄整理方法

私が考える鞄整理方法は、

以下の表の通りです。

 

難易度 鞄の使い方 主なメリット
上級 そもそも鞄を持たない ・鞄間の荷物の移し替えミスが生じない

・外出の度に、何を持っていくか意識できる

中級 1つの鞄しか使わない ・鞄間の荷物の移し替えミスが生じない

・必要な物を予め必ず使う鞄に入れておける

初級 メイン鞄を1つに決める ・複数の鞄を使い分けられる

 

難易度が高いものほど、

鞄整理という作業単体で見ると、

リターンが大きいです。

 

鞄を持たなくてもよくなれば、

そもそも鞄を整理することが不要になります。

 

ただし、

3つ挙げておいてなんですが、

現在の私はほぼ初級です。

 

心配性なので様々な事態に備えて物を多く持ちたいし、

持っていく物に応じて鞄の容量を変えたいからです。

 

とはいえ、

鞄を持たずに出かけることにあこがれることもあります。

 

全難易度に共通するノウハウ

これから難易度別に鞄整理の方法を紹介しますが、

まずはすべてに共通する必携品忘れ予防策を考えます。

 

必携品ごとに格納場所を決めておく

鞄をいくつ持つにせよ、

必携品ごとに仕舞う場所を決めておくと、

忘れ物は格段に減ります。

 

なぜなら、

ある物を持ったかどうか確認するときに、

どこを確認すればいいかがすぐにわかるからです。

 

私の主な必携品は、

スマホ、定期入れ、財布、家の鍵、傘、名刺入れ、Kindle端末、音楽プレイヤー、スケジュール帳、ハンドタオルです。

 

これらすべてに対して、

仕舞う場所を決めています。

 

スマホはズボンの左ポケット、

名刺入れは鞄の前面右下のポケット、

といった具合です。

 

鞄を複数持つ場合は、

それぞれの鞄について仕舞う場所を決めましょう。

 

ポケットの多い服や鞄を選ぶ

必携品ごとに格納場所を決めるには、

必携品の数だけ格納場所が必要になります。

 

そのため、

使えるポケットが多いほど、

忘れ物対策においては有利になります。

 

私は、

NOMADICのビジネスバックを仕事用に使っています。

 

大小合わせて約20箇所ものポケットや格納場所があり、

折り畳み傘専用のポケットがあるなど、

かなり重宝しています。

 

 

ただし、

好みの問題でポケットの多い服や鞄を身につけたくない場合もあると思います。

 

その場合は、

ポーチなどに必携品をいくつかまとめて入れることで、

ポケットの節約になります。

 

部屋を綺麗にする

部屋が綺麗に片付いていて、

どこに何があるかがひと目でわかる状態が、

忘れ物を減らすには理想です。

 

荷物を肩にかけて、さあ外出するぞというときに、

部屋の中をぐるっと見回すだけで、

部屋にあるけど今持っていない物の確認が出来ます。

 

その中に、

そういえばこれも必要だった、

という物があれば、忘れ物回避成功です。

 

これらが、

共通するノウハウです。

 

上級:鞄をもたない

会社の先輩に、

職場に手ぶらで来る人がいます。

 

会社に置いておける物は極力持ち帰らずに、

通勤のときに持ち歩く物を減らした結果、

鞄を持たなくてもよくなったそうです。

 

そもそも鞄を持たなければ、

鞄の整理に時間をかける必要はなくなるし、

忘れ物も自ずと減るはずです。

 

手順

鞄を持たないで外出するための手順を考えます。

 

まず、

普段持ち歩く物をリストアップします。

 

次に、

そのそれぞれについて、

本当に持ち歩く必要があるかを考えます。

 

通勤・通学中の持ち物なら、

職場や学校においておけないか検討します。

 

また、

必要な物であっても、

他の物と合わせて1つに集約化できないか考えます。

 

suicaをモバイルsuicaに切り替えスマホに集約する。

 

カードケースにクレジットカードと名刺とセキュリティカードを入れ、

財布を持つのをやめる。

 

本当に必要な物だけを残していくと、

それらが服のポケットだけで収まることに気付くかもしれません。

 

メリット

必要な物が服のポケットだけで収まるなら、

鞄整理の手間をかけずに必携品忘れを減らすことが出来ます。

 

なぜなら、

服のポケットは触ればすぐ物が入っているかわかるからです。

 

いつも必携品を入れているポケットが3ヶ所なら、

3回自分の身体をタッチするだけで忘れ物がないか確認できます。

 

また、

鞄の重みで疲れることがない、気分がいい、外出先で鞄の置き場所に困らないなど、

他にもたくさんのメリットがあります。

 

デメリット

やはり、

持ち歩ける物の数が限られることが最大のデメリットです。

 

私は天気予報を見なくても困らないように、

毎日折りたたみ傘を鞄に入れて持ち歩いています。

 

しかし、

晴れた日に、鞄は持たずに手に傘を持っていたら、

かなり怪しい人物です。

 

また、

飲み物として麦茶を入れた水筒をいつも携帯するのですが、

さすがに服のポケットには入りません。

 

加えて、

鞄を持たないと、スポット品忘れに対して弱くなります。

 

スポット品忘れへの最大の対策は、

思い付いたときにそれを外出時に必ず持っていく鞄に予め入れておくことでした。

 

しかし、

そもそも鞄を持っていかないなら、

この方法は使えません。

 

代替案として、

着る服が決まっているならそのポケットに入れておく、

スマホなど必ず持っていく物の近くに置いておくなどがあります。

 

ただし、

やはり鞄に入れる方が確実です。

 

ミニマリストに憧れる身としては、

手ぶら外出はとても魅力的ですが、

実現するには相応の代償が必要です。

 

中級:1つの鞄しか使わない

必携品忘れをする一番の理由は、

鞄の移し替えのときにミスをするからです。

 

ならば、

鞄を1つしか持たずに常にそれを使っていれば、

鞄の移し替えが必要なくなり、

移し替えの手間もなくなり、

忘れ物も減るはずです。

 

手順

どこへ行くにも持っていける、

お気に入りの鞄を買います。

 

遊びのときも、

仕事も、違和感のないデザインの鞄。

 

できれば、

ポケットの多いもので、

大きめの物がいいです。

 

大きな鞄で小さな鞄を代用することはできますが、

その逆はできないからです。

 

次に、

すべての必携品について、

鞄に入れるときの場所を決めます。

 

鞄から物を出したときも、

なるべくすぐに元の決めた場所に戻すよう心がけます。

 

ある物が鞄の決まった場所に必ずある状態を作れば、

それが確かに鞄に入っているかをすぐに確認できます。

 

また、

その物を使うときも、

鞄をひっくり返すことなしにすぐに見つけることができます。

 

だれしも、

家のドアの前に立ち止まって鍵が鞄のどこにあるか探したことがあると思います。

 

その煩わしい時間から解放されるだけでも、

持ち物のあるべき場所を決めることのメリットは大きいです。

 

メリット

鞄を持たない状態と比べると、

より多くの物を持ち歩くことができます。

 

たまたま持っていく必要が生じた物を、

気づいたときに鞄に入れておけるので、

スポット品忘れを防ぐこともできます。

 

また、鞄の中身を別の鞄に移し替えることがないので、

ある物を別の鞄に入れたまま忘れたという事態を避けることができます。

 

デメリット

持ち物が少ない日にも、

大きくてスカスカの鞄を持ち歩くことは、

無駄が多くストレスになります。

 

また、

鞄をファッションの一部と考える人は、

家に鞄が1つしかない状態に耐えられないでしょう。

 

ただ、逆にこう考えることもできます。

 

もし、

どこへ行くときも、

その鞄を持って歩いている自分にワクワクするような、

そんな鞄と出会えたら、

とても素敵なことなのではないか。

 

シンプルに生きる上で、

持っている鞄を1つに絞るというのは、

十分に考慮に値する選択肢であるように思えます。

 

初級

とはいっても、

現実的には鞄を状況に応じて使い分ける人が大半でしょう。

 

現時点では、

私もその一人です。

 

そんな現実的な鞄との付き合い方の中で、

なるべく忘れ物を減らす方法を考えます。

 

手順

1つの鞄に対する基本的なスタンスは、

中級と同じです。

 

それぞれの鞄について、

必携品の決まった居場所を明確に決めます。

 

あとは、

それぞれの物がその居場所を離れている時間を、

できるだけ短くするように、

出したらすぐにしまいます。

 

重要なのは、

帰宅してから次に出かけるまでの間に、

どう鞄の中身を移し替えるかです。

 

なんども言うように、

別の鞄に入れたまま何かを忘れるというケースが、

知人の話などを聞いていると一番多いです。

 

こうした忘れ物を減らす一番のコツは、

次の日は違う鞄を使うことがわかっているときは、

帰ってきた直後に、

その日使った鞄の中身を全て出し、

次に使う鞄に移し替えるということです。

 

2つ以上の鞄に物が入っている状態を避けることで、

どの鞄に何が入っているかを把握する必要がなくなり、

忘れ物を防ぐことができます。

 

ポイントは、鞄の中身を、

帰ってきたらすぐに出すという点と、

全て出すという点です。

 

帰ってきた直後に鞄を空にするのは、

次に出かける直前になってバタバタしないためです。

 

帰って鞄を降ろすとき、

必ず鞄に意識が向きます。

 

そのままの動きの流れで、

鞄の中身を全て出して、

次の鞄に移し、

空になった鞄を片付けます。

 

中身を全て出すのは、

もし例外をつくると、

出す必要のある物まで出し忘れるためです。

 

ここまで作業しておくことで、

次の日の朝は何も考えずに新しい鞄を手に取るだけで、

必要な物を忘れずに持っていくことができます。

 

ただし、

仕事のときは必ず同じ鞄を持っていく場合は、

仕事のときしか持っていかない物だけ、

例外的にその鞄に常に入れておくべきでしょう。

 

メリット

状況に応じて、

鞄を使い分けることができます。

 

デメリット

鞄と鞄の間で移し替えが発生するため、

手間も大きく、

忘れ物リスクも高くなります。

 

手間を軽くするための対策としては、

細かい物はポーチに入れ、

まとめて鞄の移し替えができるようにすることが挙げられます。

 

さいごに

鞄の整理をルールを決めて忠実に実行するだけで、

忘れ物や探し物のストレスから解放されます。

 

ちょっとした心がけで、

大きなリターンが帰ってくるので、

ぜひ一度自分の鞄整理方法を見直して、

腰を据えてルール作りをしてみてはいかがでしょうか。

 

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